遠隔点呼の発展形
デジタル通信技術を利用した点呼システムに遠隔点呼があります。
皆さんよくご存じだと思いますが、一度復習しておきましょう。
- 遠隔点呼の復習
-
★遠隔点呼の内容
①設備があれば、様々なところを結んで点呼をすることができます。
※国土交通省の『遠隔点呼が実施できるようになります』パンフレットより
②関連別会社から点呼することも可能です。
※国土交通省の『遠隔点呼が実施できるようになります』パンフレットより
関連性のない会社が点呼を受任する実験が始まります
これまでも、別会社を利用した点呼は可能でしたが、別会社との関係として、100%親会社ないしは100%子会社に限られていました。
しかし、今回の実験では、資本関係が100%に満たない会社、ないしは資本関係の全くない会社でも、遠隔点呼を行えるようにするものです。
- いろいろな点呼の形が考えられるようになる
-
★複数の運送会社が共同で点呼専門の組合を作る
共同で複数の運行管理者を雇用すれば、24時間体制で点呼を実施することができるようになるかもしれません。
★現在存在する協同組合が、点呼専門部署を作って加盟を求める
協同組合事業として、点呼専門部署を作ることを考えるのも面白いかもしれません。
24時間請け負うのではなく、夜10時から朝8時くらいまでのみ受任するような形でもいいですね。
先行実施には申請が必要です
この実験に参加するには、遠隔点呼の設備と、運輸局への申請が必要です。
- 申請について
-
①申請期間
令和5年11月15日~令和6年2月29日(7期に分かれています)
②申請方法
①申請用紙
②点呼受委託契約書
③自己点検表その他の書類を揃えて、各運輸支局に申請します。
フルサポートのお客様には、申請を無料でサポートいたします。
どうぞ、お気軽にご相談下さい。