マネジメントシステムの肝はC(監査)とA(見直し)
貸切バス事業者安全性評価認定制度(セーフティ)のエントリー締め切りが30日に迫り、当社での確認作業も佳境を迎えています。
私がチェックを依頼されたときに、とても大切にしているが、運輸安全マネジメント部分の整合性です。
- 監査と見直しがわかりにくい
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セーフティの申請には、許認可に関わる部分と日常的な運用を確認する部分に加えて、運輸安全マネジメントが大きな配点割合を占めています。
マネジメントシステムの中でも、計画(P)や実行(D)は理解しやすい項目です。
一方で、監査(C)と見直し(A)は、なぜかとてもわかりにくい印象があるようです。
内部監査員は組織での立場を離れて働く・・・
今年、チェックをさせていただいた事業者さんの中の複数の会社さんで、内部監査員の人選の誤りを指摘させてもらいました。
会社内での役割というのは、その会社が決めることができる、決めなくてはいけない事がらなのですが、一方で、マネジメントシステムの構造上、絶対に守らなくてはならないルールのようなものも存在します。
- 自己監査にならないように
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内部監査員というのは、自分の会社の業務やシステムがルールどおりに運用されているかを、組織での立場を離れて審査する役割を持った人のことを指します。
内部監査というイベントにとって、この『組織での立場を離れて』という言葉の持つ意味は大変大きく、選任された内部監査員がこの姿勢を貫くためには、内部監査員を選任した経営トップのお墨付きが大変重要となります。
組織の責任者は内部監査を受ける方
内部監査員という厳(いか)めしい名称の所為で、拠点となる組織(運送会社なら営業所)のトップを(ついつい)内部監査員に選任してしまうケースが目立ちます。
しかし、この人選は、マネジメントシステムの成り立ちを考えると、絶対にやってはいけない禁忌事項となります。
- 自分で自分を点呼するようなもの
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なぜ、部署のトップを内部監査員を選任してはいけないのか・・・・
営業所の所長や、統括運行管理者という立場の方は、監査をする方ではなく、監査を受ける側の人になります。
日ごろの仕事のやり方について、経営トップから権限を与えられた内部監査員のチェックを受けるのです。もしも、営業所の統括運行管理者を内部監査員に選任したら、どのようなことが起きるでしょうか?統括運行管理者(=内部監査員)が、点呼の記録に間違いを見つけたら・・・・
デジタコデータから改善基準告示違反を見つけたら・・・・統括運行管理者は、内部監査員として、自分の出世に不利になるような内部監査報告書が書けるでしょうか?
きちんと仕事をする人もいるかもしれませんが、魔が差して、報告書にウソを書いてしまう人がいるかも?しれません。
内部監査員は主任や係長から選ぼう
内部監査員は、とても重要なポジションです。
業務上では上司にあたる所長や統括運行管理者の仕事をチェックする人ですから・・・
- 内部監査は自然治癒力
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内部監査員という役名が語るとおり、内部監査員は社内の人間から選任します。
では、だれを選ぶのがいいのか???①上に媚びず、下に厳しい、30代くらいの主任や係長。
②できれば、ちょっと偏屈なくらいの真面目人がよろしい。誤解を恐れず言わせていただければ・・・・
大きな会社の労働組合の委員長のような方をイメージしていただければ、わかりやすいかもしれませんね。内部監査員は、人間で言えば自然治癒力と考えていいでしょう。
少しむずかしい言葉で言うと、自浄作用でしょうか。人間の場合で言うと、体力のある人ほど、自然治癒力が強いものです。
逆に体力がなくなったり、薬に過度に頼ったりすると、自然治癒力も低下します。会社の体力を正しく維持するためにも、内部監査の仕組みを有効に機能させましょう。


