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運行と点呼の変な関係

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法律や規則に関すること

運行と点呼の関係性については、時折お客様からご質問をいただきます。
あたり前のようで、少々難解な部分もありますので、まとめておきます。

旅客、貨物、両方に共通している話題なのですが、貨物はそれほど厳しくないので、事例はすべて旅客で記載しておきます。

1日一運行の場合は簡単

朝、車庫を出庫して、旅客をピックアップして観光地を回り、夜、旅客を目的地に下して帰庫する。
このような1日一運行の場合の点呼はとても簡単です。

朝一回、夜一回の計2回です。

例外はある
✅(貸切バスの)夜間ワンマンは例外

夜間ワンマンの場合は、運行の途中で乗務中点呼、つまり中間点呼を入れる必要があります。

---夜間ワンマンとは、以下の要件を満たしたときのことを指します。---

①午前2時から午前4時の間で実車運行があること
②運行行程が100㎞を超えること

複数回の運行(かみ合わせを含む)の場合はどうか

複数回の運行とは、例えば、朝、東京のホテルから浅草のスカイツリーにお客様を運び、一度車庫に戻り、今度は羽田空港まで回送、羽田空港から横浜中華街にお客様を運ぶような場合です。

上記のような場合で、いったん車庫に戻らず、そのまま2便目に向かう場合を『かみ合わせ』と呼びます。

点呼は業務前と業務後の2回が基本
点呼は運行の前に1回、運行が終了した後に1回と決められています。

このルールは、1日複数回の運行の場合であっても変わりません。

よく問題となる『点検点呼の2時間(時間制運賃)』の負担については別の問題で、上記の例では二つの団体さんが走行距離や時間に応じて案分して負担することになります。

複数回の運行の場合にも例外はある

上記のような『複数回の運行』の場合、点呼は1日2回が原則ですが、このルールにも例外があります。

例外は二つ
✅運行と運行の間にまとまった休憩などを挟んだ場合(ちょっとややこしい)

1人の運転者が1日に2つ以上の実車運行に従事する場合、その間に『連続1時間以上の休憩』(乗客から隔離された環境での休憩)を確保していれば、その前後の実車運行は『それぞれ別の運行』として取り扱う、と定義されています。
(※交代運転者の配置基準)

つまり、このような場合は、1本目の運行と2本目の運行が完全に切り離されることになるため、それぞれに業務前点呼、業務後点呼が必要になります。

交代運転者の配置基準では、一運行のことを以下のように定義しています。

1人の運転者の1日の乗務のうち、回送運行を含む運転を開始してから運転を終了するまでの一連の乗務を一運行という。

つまり、かみ合わせをしようが、車庫に戻って、再度出庫しようが、1人の運転者が運転を開始してから終了するまでを1運行としているわけです。

我々が日ごろ使っている運行の概念とは少しニュアンスの違うところがあるので注意が必要です。

✅運行の途中に分割休息を含む休息期間を挟んだ場合

9時間以上、ないしは4時間以上の完全に労働から解放された休息期間となるため、前半の勤務終了時に業務後点呼、後半の勤務開始時に業務前点呼を行います。

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