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貸切バスの深夜早朝運行料金の考え方

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一般貸切旅客

深夜早朝運行料金とは?

22時以降翌朝5時までの間に、回送を含む運行が含まれていた場合、含まれていた時間にかかる1時間あたりの時間制運賃の2割を徴収するルールのことです。

1.運行時間には、実車、回送の両方が含まれます。

2.点検点呼の1時間も含めた形で判断します。

3.2割以上でも2割未満でもいけません。2割です。

21時15分に帰庫したときは?

こちらが少し勘違いをしやすいポイントなので解説しておきます。

21時15分に帰庫したということは、その後点検点呼1時間がつくので、運賃計算上の終了時間は、22時15分ということになります。

✅この場合の深夜早朝料金は15分でいいですか?

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Ans.違います。

深夜早朝運行料金も、時間制や距離制の運賃と同様の端数計算を行いますので、15分の場合は切り捨てになります。
つまり、この場合は深夜早朝運行料金はかかりません。

計算を間違えないための考え方

そもそも、『運賃と料金は別のもの』だという視点を持っておけば、運賃と料金の計算で間違えることはありません。
具体例で考えてみましょう。

✅18時に出庫~21時30分に帰庫(走行84キロ)の場合

▶距離制運賃
走行 84キロ
84キロ⇒90キロ(10キロ未満切り上げ)

▶時間制運賃
走行 3時間30分 点検点呼 2時間 
合計 5時間30分⇒6時間(30分以上切り上げ)

▶深夜早朝運行料金
22時~22時30分が対象となるので、30分計算
30分⇒1時間(30分以上切り上げ)

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つまり、この運行の運賃と料金は・・・
距離制運賃90キロ+時間制運賃6時間+深夜早朝運行料金1時間
となります。

運賃と料金をそれぞれ別のものと考えて、別々に端数処理するのがポイントですね。