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PDCAのAは●●●●●●の方がわかりやすい

2018年09月14日07時03分

この記事を読むのに必要な時間は約 4 分です。

ビジネスの現場でよく聞くPDCA

マネジメントシステムの維持手法を表す言葉として利用される『P D C A』。
マネジメントシステムとは、文字どおり『管理のしくみ』のことです。
当社では、以下のマネジメントシステムの構築と維持管理を提供しています。

・運輸安全マネジメント(貨物・旅客両方)
・プライバシーマーク
・BCP(事業継続計画)
・エコアクション21

 

PとD

マネジメントシステムを構築するにあたって、PとDについてはあまり手間がかかりません。
PはPlan(プラン)だから計画を立てることです。
DはDo(ドゥ)だから、実行、行動することです。
 
子供の夏休みで言うと、Pだけはしっかりできる子どもが多いですね。私もそうでした。
しかしDoについては、おおむね8月の28日くらいから、急激にスタートするケースが多かったように思います。
 

Cの意味が少しむずかしい

CはCheck(チェック)です。評価することを意味しています。
Pで立てた計画を、Dで実行し、そしてCで評価する。
つまり、一度振り返るわけですね。

Checkを『評価』と考えるのはちょっと気持ちが悪い、と考える方も多いのではないでしょうか?
私もその一人です。
そこで、私の場合はこのチェックという言葉の意味を以下のようにとらえて理解しています。
Check:誤差を記録する
日本人の私たちが日常使っている意味そのままで、チェックする、つまり記録することと考えるのです。
P(計画)とD(実行)の誤差を記録(チェック)するわけですね。
つまるところ評価することなのですが、『評価』と考えるよりはスッと落ちてきます。

 

Aがかなり気持ち悪い

AはAction(アクション)ないしは、Act(アクト)です。
『改善』することを意味していて、『計画⇒行動⇒評価⇒改善』となります。

PlanもDoもCheckも動詞であったことを考えると、AはActになると思います。
プライバシーマークの勉強会など、日ごろマネジメントシステムに馴染みのない皆さんにお話しするときは、Actionの方がいいと思いますが、管理者向けにはActの方がすっきりするかもしれません。

 
ここで問題になってくるのが、ActとPlan、Doとの違いです。
Act(改善)を改善計画ととらえれば、Planとの差がはっきりしませんし、改善行動ととらえればDoとの違いがわかりません。
更に、Aを改善行動と考えると、行動の後にP(計画)がきてしまい、行動の後に必ず振り返りを求めるマネジメントシステムとしては原則論から乖離します。
 

Aは●●●●●●と考える

Aを改善と考えると、少し理解するのがむずかしくなってしまいます。
そこで、いろいろ調べていると、とてもいい解説がありました。

AをActionやActではなく、Adjustと考える方法です。
Adjust、つまり『調整』すると考えるわけです。
 
Cで計画と行動の差(うまくいっていないことが多い)をチェックして、Aで調整する。
そして、次のPにつなげていく。
なんとなく、スッと落ちてきませんか?

 

3拍子もおすすめ

PDCAをPDSAとする考え方もあります。
SをSee(観察)、と考えたり、study(学習)と考えたりします。

個人的には、PDCAの前身である、PDSの方がすっきりします。
P(計画)⇒D(実行)⇒See(評価)⇒P(再計画)・・・・
これなら、3つがそれぞれしっかりと別々の役割を担っていて、説明もしやすい。
Harleyの話じゃないけど、マネジメントシステムも三拍子がいいですね。

 

サイクルが回れば、解釈はどんな形でもいい

結論から言えば、アルファベットの解釈はそれぞれが理解しやすい形で考えればいいと思います。
大切なことは、計画して実行するだけではなく、必ず振り返ること。
ビジネス成功の基本は振り返りです。
マネジメントシステムが教えてくれるのは、その手法だけです。

【中小企業診断士/行政書士 高原伸彰】

 

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