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【旅客】【貨物】適齢診断の受診時期にご注意

2023年02月21日16時59分

この記事を読むのに必要な時間は約 4 分です。


私も少しこんがらがっていたので、備忘録として書いておきます。

適齢診断は65歳から

適齢診断は、加齢による運転能力の衰えがないか、客観的に分析するために受診します。

65歳から3年ごと

65歳の誕生日を迎えた段階で、事業用自動車のドライバーとして選任されているのであれば、当人が65歳である間に適齢診断を受診します。
 
仮に、65歳で最初に受診した場合、次に受診するのは3年後の68歳です。
そのままドライバーとして選任されているとするなら、次は71歳、さらに74歳で受診することになります。

75歳からは毎年受ける

ドライバーとして選任されて75歳を迎えたら、そこからは毎年適齢診断を受診することが必要になります。

微妙なケース

仮に、70歳でドライバーに選任されて、その後73歳で適齢診断を受けた場合を考えてみましょう。
 
その次は、3年後の76歳でもよさそうなものですが、強制的に75歳の間に診断を受ける義務が生じます。
そこから毎年受診するのは同じです。

適齢診断は年度で考えない、年単位で考える

最初、65歳と4カ月で適齢診断を受診したドライバーさんがいます。
この方、次は68歳の間に受診すればいいのでしょうか?

適齢診断は健康診断と同じ仲間

上記の例では、68歳4カ月(正確には、前回の受診日の当日)までに受診する必要があります。
この辺の考え方は、健康診断と同じ。
月単位ではなく、日単位で管理する必要があります。
 
では、75歳以上の場合は?
やはり同じです。
75歳3カ月で受診したとすると、翌年の同日(同日OK)までに受診する必要がでてきます。
指導及び監督の指針

適齢診断を65才に達した日以後1年以内に1回受診させ、その後75才に達するまでは3年以内ごとに1回受診させ、75才に達した日以後1年以内に1回受診させ、その後1年以内ごとに1回受診させる。

慌てて受けない方がいい?

65歳になってすぐに適齢を受けてしまうと、68歳になったとき、またすぐに受診しなくてはいけなくなってしまいます。
つまり、できるなら、少し余裕を持たすためにも、65歳10カ月とか、66歳直前とか、そういう工夫をした方が、あまり慌てなくて済むと思います。
 

75歳3カ月のドライバーを雇用したら?

乗務員に選任する際に、適齢診断(初任診断として)を受診することになります。
そして、ここからが問題です。
 

75歳以上を雇用すると選任日が基準になる

75歳以上の高齢者をドライバーとして選任したら、その選任の日から1年以内に適齢診断を受診し、その後は、その日を基準に1年以内ごとに1回受診することが必要になります。

指導及び監督の指針

75才以上の者を新たに運転者として選任した場合は、選任の日から1年以内に適齢診断を1回受診させ、その後1年以内ごとに1回受診させる。

勘違いしやすい部分です。
監査でペナルティを取られた事業者さんもいらっしゃるので、十分に注意して管理しましょう。
 

【中小企業診断士/行政書士 高原伸彰】

 

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