【運送業の許可申請】車庫の条件を理解しておきましょう

車庫の選定においても、農地法は遵守しなければなりません。
転用されていない農地は、基本的に利用できないと考えてください。

事業用自動車の車庫は、運送業の新規申請の場合は許可、すでに許可を持っている場合は、行政庁の認可がなければ使用することができません。
その際、必ず図面と車庫の面積、そしてその面積を求める計算式を提出しなければなりません。

図面を作成したときに、車両の保管場所としては、あまりに狭い（鋭角）な場所などは、面積から除外しなければならないことがあるので注意が必要です。

車庫の車両出入口前の道路のことを前面道路と呼びます。
前面道路の道路幅（幅員といいます）によって、通行できる車両の幅は厳しく制限されています。

事業用車両の車庫として使いたい土地が認められるかどうかは、その前面道路を目的（駐車目的）の車両が通行できるかどうかにかかっています。
車庫を出入りする車両が車幅1.9mの2トン車なのか、車幅2.5mの大型車なのかによって、そして前面道路の幅によって、事業の許可がされるかどうかに大きな違いが出るということです。

ちなみに、前面道路が国道の場合は、幅員証明は不要となります。