お問い合わせ 0120-359-555

【旅客】【貨物】横断歩行者妨害が厳しく取り締まられます

この記事を読むのに必要な時間は約 3 分です。

一般貨物

横断歩行者妨害の取り締まりが強化されます

3月31日(水)付けの朝日新聞の記事から抜粋いたします。

★横断歩行者妨害は年間3万件(東京)
警視庁が取り締まった『横断歩行者妨害』の違反は、昨年2万9,618件でした。
単純計算で、1日80件超のドライバーが検挙された計算になります。
 
★歩行者のために一時停止した車両は全体の21.3%(全国・JAF調べ)
東京は全体で2番目に低い6.6%にとどまりました。
一時停止率が高かったのは、長野県で72.4%(!)でした。
ワーストは宮城県で5.7%でした。
 
★欧米では歩行者優先があたり前になっている
コロナの影響が小さくなれば、日本への渡航者も急増するので、警察庁としてはそれまでに日本のドライバーの意識を変えたい意向があるようです。
 
★横断歩道上での死者は22人(東京)
都内では、昨年交通事故で155人がなくなっています。
その中で歩行者は4割超の67人、22人が横断歩道を渡っていて死亡しています。
2021年も2月までに、6人が横断歩道上で亡くなっています。

 

歩行者に譲られても、受けてはいけない

警察庁は、今後厳しく横断歩行者妨害を取り締まる意向です。
営業用ナンバーをつけた車両については、絶対に見逃してくれないですから、横断歩道があったら、必ず左右を確認する癖をつけましょう。

横断歩道の手前で一時停止しても、歩行者が渡ってくれず、『先に行くように』促されるケースがあります。
このような場合でも、『警官が視認したら取り締まる』と発表されていますので、絶対に通過してはいけません。
大変迷惑な話ですが、歩行者が譲ってきても、必ず先に渡らせましょう。
 
先日、横断歩道で待っている小学生がいたので、一時停止したのですが、ナント『先に行くように』促されました。
大変不愉快でしたが、車から降りて、口頭で強く指導、先に渡らせました。
 
ここで大切なのは、車から降りて指導することです。
クラクションを鳴らしたり、車の中から『早く渡れ』と怒鳴ったりすると、慌てて走り出して、反対車線を走ってきた車と事故になる可能性もあります。
面倒なことですが、大事な免許を守るためには、これ位の手間をかける気持ちが必要だと思います。

 

【中小企業診断士/行政書士 高原伸彰】