今回は本当の雑談です。
皆さんは名刺交換をどのように位置づけで考えていらっしゃいますか?
ビジネスマン同志が初対面で行う儀式。
とりあえず、初めてお会いした方が「あ~どうもすいません」とか、意味不明の謝罪をしながらポケットをまさぐりだしたら、次に出てくるのは名刺入れ。
全く相手の特徴もなにもわからないままに交換する小さな紙きれ。
何も名刺交換に反対しているわけではありません。
ただ、シチュエーションによっては、「ホントにこの名刺交換必要か?」と思うことが多々あります。
例えば、組合のパーティーなどの場面です。
組合のパーティなんて、それでなくともお互いにわけのわからん連中が集まっているわけです。
名刺交換はだいたいお互いに下向いて、相手の靴に頭を下げながら紙切れを渡し合う儀式ですから、これを一晩(とは言っても1時間くらい)の間に10回も20回も繰り返せば、翌朝名刺を整理していても、紙切れと本人を結びつけるヒントなんてどこにもありません。
これはほぼほぼ苦行と呼んでいい行為でしょうね。
あんなものになんの意味があるのだろう??といつも思っています。
先日参加した診断士会の歓迎パーティーでのこと。
「タカハラさん。何を嬉しそうに唐揚げなんか食ってるんですか!あ~口の周りがギトギトだ・・・
歓迎会で飯食ってるようじゃあビジネスマン失格ですよ!一人でも多く名刺交換しないと。あ~忙しい、忙しい」
翌日整理したら、一生見返すことのないであろう、悲劇の名刺たちを集めるより、いま目の前で、キラキラ(ギラギラ?)油ぎった目つきで私を見つめる唐揚げ君たちとジューシーな会話をする方が楽しいけどなぁ。
さらに無駄だなぁ、と思うのは、初対面の印象に気を遣わずに、名刺交換及びその後のメール攻撃などに力点を置いてくるタイプ。
コチラと名刺交換している最中に、すでに目が次のターゲットを探していたりする失礼なヤツに限って、その後のメール攻撃など妙なアフターサービスだけはしっかりしていたりするパターン。
そんなのから翌朝、『昨夜の出会いを大切にしたい』的なフワッとしたメールをもらっても、正直な~んにも感じません。
名刺は大切なコミュニケーションツールですから、どうせ名刺交換に命を注ぐなら、名刺そのもののクオリティにも気を配ってほしいものです。
私の名刺は写真入りの上に、出身地などの基礎データも入れて、できるだけ思い出してもらえるようにはしています。
すべての名刺がそこまで押しつけがましくである必要はないのですが、せめて酔いがさめた状態でも思い出せる程度の情報は欲しい。
そうでもなければ、まず!その名刺交換ムダになりますから。
あの歓迎会の夜。
俺に「から揚げ食ってる場合じゃないスよ!あ~忙しい、忙しい」
と叫びながら、走り回っていた不思議の国のアリスに出てくるウサギのような彼・・・
あいつ、だれだっけ??
【雑談】その名刺交換・・・必要ですか??
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