白トラの規制強化
『白トラ』というのは、自家用トラックの総称で、ナンバープレートの色が営業ナンバーの緑に対して白であることからこのように呼ばれています。
トラック新法による規制が強化され、白トラを囲む環境はますます厳しさを増しています。
- 荷主が動き出した
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今回の規制が今までと違う点は、白トラで運賃仕事をやっている事業者自身に対する規制を厳しくするのではなく、白トラを利用する荷主などへの処罰を強化したことにあります。
白トラに貨物の運送を委託(依頼)した荷主等は、以下の処罰の対象となります。
・100万円以下の罰金
・トラック・物流Gメンによる是正指導の対象となる
その中でもダンプが厳しい状況
白トラの中でも、今までなんとなく規制の外にあったような印象の白ダンプですが、最近少しその空気が変わってきました。
一番の理由は、やはり建設現場の規制が厳しくなったことでしょう。
当社のお客様の話でも、少し大きな建設現場では、白ナンバーのダンプカーは入場を断られるようになってきているようです。
なぜダメなのかを理解していないケースが多い
当社に許可の事前相談をしてくる白ナンバー事業者の皆さんは、そもそもの話として『なぜ白ナンバーのダンプが規制されるのか』がよくわかっていないことが多いです。
『廃棄物はOKで、何で残土だとダメなの?』
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上記のような質問が多く寄せられますので、簡単にご説明しておきます。
廃棄物は白ナンバーでもOK
他人のものを運んで運賃をいただくには、営業許可が必要です。
これが、一般貨物自動車運送事業の許可です。
しかし、産業廃棄物収集運搬業の許可を持っている方が、産業廃棄物処理のためにゴミを運ぶ場合は、上記の許可は不要です。
原則論として残土はダメ
建設現場から排出される残土は、原則として廃棄物処理法上の廃棄物には該当しません。
廃棄物ではないということは、見た目の問題は別として、残土を一般の荷物と同じ扱いをしなければならない、ということを意味します。
一人親方は大変
白ナンバーのダンプで仕事をしている方は、いわゆる一人親方のドライバーさんが多く、この点で自家用⇒事業用という事業転換が非常に難しくなっています。
一般貨物自動車運送事業の新規許可申請には、最低でも5台の車両が必要であり、一般的には会社単位での許可取得となるケースが圧倒的多数だからです。
- もっと抜本的な解決法を
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白ナンバーダンプの問題は、今回のトラック新法では(基本的には)解決できません。
本気で解決を望むのであれば、白ナンバーのダンプの運転手さんたちが、1台からでも事業用の許可をとれるような特別な形を考えていかないければ、規制だけを強化しても意味がないように思います。それよりも、逆に心配なのは、白ナンバーのダンプの運転手さんたちが複数集まるだけ集まって、いわゆる名義貸しを公然と行う会社(組織)を作ってしまうことではないでしょうか?
事実、一部の貨物自動車運送事業者では、白ナンバーダンプの運転手さんに名義貸しを始めているところもある、と聞きます。今回の白トラ規制が、白ナンバーのダンプに限って言えば、『仏作って魂入れず』になってしまっているような気がするのですが・・・
皆さんはどうお考えですか?

