宅建士
昔は宅地建物取引主任者と呼ばれた資格ですね。
いつの間にか宅建士なんてカッコいい名前に変更されました。
どんな試験?
試験時間は2時間です。
試験科目は民法、不動産登記法、税法、宅建業法など不動産取引に関する法令全般です。
難易度は行政書士試験よりグッと下がります。
範囲も不動産に関することに集中しますので、かなり狭くなります。
むずかしいの?
私が受験した2013年の合格率は15.3%。
おおむね6人から7人に1人しか合格しないのですから、それなりにむずかしい試験ですよ。
宅建士の試験は完全な相対評価。
おおむね合格率15%くらいになるように合格点が発表されます。
ちなみに、私の受験した年は50問中33問正解で合格。私はいろいろ失敗して34点(笑)
合格率のわりには簡単
実はこの資格・・・
合格率のわりには、簡単な印象です。
その理由は、ぜーんぜん勉強していない人がわりと多く受験する試験だからです。
埼玉県のある不動産屋さんの会話です。
「おい!○○くん、宅建申し込んだか?」
「はい!申し込んだッス!」
「今度はちゃんと勉強したのか?」
「・・・・・」
「お前、今度受かんなかったら、次から受験料自腹な!」
「え゛~!」
不動産業界では、こんな感じで会社の命令によりムリヤリ受験させられる若い営業マンも多いようです。
事実、私が受験したときも、試験後のバス停で答え合わせをしている不動産関係者の軍団がおり、
「やっべ、ぜんぜん当ってね~、まじか~」
「うわっ!これきた!やりっ!」
ここは戸田ボートか、川口オートじゃねェか?と不安になるような会話が繰り広げられていました。
宅建士は取るべきか
結論から言うと、取っておいた方が転職が楽でしょう。
特に、これから不動産業界はしばらく元気でしょうから、宅建士の資格者は無資格者よりも同じ条件なら優遇されるはずです。
法律科目を勉強した経験がある人なら3ヶ月くらい、思い切って勉強すれば一発合格も夢ではありません。
私の場合は2ヶ月で、これも幸いに一発合格。
これにはカラクリがあって・・・
この話は長~いのでまた書きますね。
2年も勉強して不合格になってしまった司法書士試験と関連があります。
初学者でも、一日3時間程度、しっかり勉強すれば半年くらいで合格ラインまでは到達できる試験です。
具体的な試験対策は後日公開します。