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【マネジメントシステム】マネジメントシステムに審査不合格はない?

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その他

以前にも書いたような気がするのですが、最近、認証規格取得のお問合せが多いので、再度記載しておきます。
 

マネジメントシステムに審査不合格はない?

基本的にはありません。
そもそも、合格、不合格の概念があるということは、出来栄えを数値化して、なおかつ判定する基準が必要です。

しかし、マネジメントシステムには、そういう概念がありません。
 
一定の基準(常識的な意味で)に達していて、計画、実施、チェック、改善が可能な資源(人とお金)があれば、認証された段階での立ち位置は問題にならない。
これがマネジメントシステムの良いところです。

 

中学生と大学生が一緒に取り組める?

中学生も、大学生も、学生であることに変わりがありません。
学校に通うこと、勉強をすること、課外活動をすること、その他もろもろ・・・
 
これらの基本的な基準を満たせば、中学生も大学生も学生と呼ばれることになります。

中学一年生は、微分方程式が解けないから、学生とは認めない。
高校一年生は、楕円の問題が解けないから、学生とは認めない。
 
こんなことはありません。
中学一年生は中学一年生なりに、計画、実行、見直し、改善を繰り返して、二年生になればいいですし、高校一年生にしても同じです。
 
マネジメントシステムに不合格の概念を入れるということは、それぞれの立ち位置の違いを認めないということになってしまうのです。

 

合格保証・返金保証にだまされるな!

ISOやISMS、プライバシーマークなど、認証規格にはいろいろありますが、これらはすべてマネジメントシステムです。
これらの規格の認証(登録)には、大量の書類が必要になるため、どうしてもコンサルタントへの依頼が必要になります。
※ものすごく時間がたっぷりある方は、自力でやってもいいと思います。

コンサルタントさんの中には、もしも認証不合格の場合には、全額返金します!などと謳っている方がいます。
これは、大きな間違いです。
 
マネジメントシステムで不具合があるときに生じるのは、不合格ではなく再審査です。
お金と時間はかかるかもしれませんが、いくつ不具合があっても、それをゆっくり改善していけば、必ず認証(合格)にたどり着くことができます。

 

【中小企業診断士/行政書士 高原伸彰】