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転職・独立にふたつの神器 その1

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行政書士法人ココカラザウルス

こんにちは。ココカラ法務事務所の行政書士高原伸彰です。

オトコマエ転職にはふたつの神器が必要だと、前回書かせていただきました。

◆ひとつめは人間関係

今まで勤めていた職場からの資産持ち出しは問題があります。
しかし、退職した後もつづく人間関係は、退職する人の個人財産に他なりませんから、これは倫理上の問題にはなりませんね。

この人間関係を退職後もしっかりと維持できるかどうかが、次の社会人生活のクオリティーを左右します。
逆に言うと、退職後もしっかりと維持できないような人間関係はそもそも不要な人間関係だったと考えていいと思います。

◆人間関係を人脈と簡単に言う人には気をつける

この退職後の人間関係のことを、人脈なんて言い方をすることもあります。
人と人との関係を財産的に表現したもので、鉱脈における金や銀のように有益な知人関係の意味ですね。

「俺の人脈を使って・・・」
「俺の財産と言えば・・・人脈かな。」


自分の持つ人間関係を人脈と呼ぶ方がいます。
私はあまりこの言い方が好きじゃありません。
何となく、人間関係を値踏みしているように思いますし、利用価値がなくなるとすぐにポイっとされそうです。

だいたい、鉱脈なんて掘り進めて行けばいつかは財産価値がなくなりますし、利用価値だけで考えれば、人間関係だってしかりです。
転職と関係ないことをくだくだ書いているようですが、ここはかなり重要ですよ。

◆人脈は利用するものではなく、自分が利用されるもの

転職をする際にいろいろな本を読んで自分で決めた結論です。
私の場合は、この原則を守ったことが、現在の人脈の構築につながりました。
※本当は人脈ではなく人間関係なのだが、この方が主旨が理解されやすいので嫌々書きます。

だいたい、会社を辞めた後に会社員時代に構築した人間関係を利用しようなどと、都合のイイことと考えるから、多くの転職組が失敗するのだと思います。
それなら考え方を変えて、自分が利用される側にまわれば、いずれは(転職後2、3年)自分の財産になって帰ってきます。

つまり転職後の人間関係は一種の投資と考えた方がいいですね。
それなのに、貧乏臭い考え方で、「あいつは俺のために何してくれるかな?」なんて、投資もせずに貯金の切り崩しのような付き合い方をするから失敗するんです。

◆結論
・転職・独立時の人間関係は将来のための投資だと考える
・転職・独立後2、3年は自分が相手に利用されることに徹する

それでも、相手が利用してもいいよと言ってくれたら、遠慮せずにしゃぶりつくしましょう。

次回はふたつ目の神器です。