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【雑談】60を過ぎるといろいろいらなくなる・・・

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雑談

▶ホームページが新しくなって、最初の投稿が雑談とは老害の極みだが、まあどうせ読まれないからいいだろう。
 
今年の2月に、50代をさよならして60歳になった。
よく高齢男性の衰えを表現する言葉として、『目、〇ラ、腰』なんてことを言うが(女性が読んでいたら失礼)、正にそのとおりである。
地方によっては、『歯、目、マ〇』などとも言うらしい。
語感の所為か、夜の街では後者の方が好まれるようだ。
 
目と〇ラについては、これら両方に挙げられていることからも、確実に衰えることが確認されていると考えてよい。
事実、私もこの二つについては急速な衰えを実感しており、かつ、何の不自由も感じないので、いささか寂しくもある。
 
これらの欲や能力が失われることは、高齢男性の性犯罪防止という観点から、社会によって有益であり、何らの問題もない。
しかし、これからお話する『物欲の衰え』については、『比較的経済的に豊かな老人の購買力』という貴重な経済効果を失わせることになるので、ある意味大問題である。
 
▶昔は、とにかく欲しいものが多かった。
車は、いつだってその代表格だったし、時計や服、靴など、とにかくありとあらゆるものが欲望の対象だった。
 
しかし、60を過ぎた今はどうだ。
自分の周りを見渡しても、まったく欲しいと思うものがない。
 
▶くるま
現在の愛車は、18万キロを超えるオンボロ四駆である。
ちょっと前まで、ポールにぶつけた大きな凹みがあったが、妻と娘に『恥ずかしいから直せ直せ』と散々ののしられて、やっと直した。
何の実益もないが・・・
 
数年前までは、ピックアップトラックが欲しかったりしたが、サルがラジコンに乗っているくらい似合わないことに気づいたので諦めた。
アクセル・ブレーキ踏み間違え防止装置も装着し、オーディオもアンドロイドリンクのものに変えたので、さらに買い替え欲求は小さくなっている。
 
▶服
仕事着も普段着も、ユニクロ7割、しまむら2割、他ファストファッションチェーン1割である。
たまに、スポーツメーカーのものを勘違いして購入することがあるが、基本的には5,000円以上の服は買わない。
 
老人は、安いものでいいので、できるだけよれていないものを着るのが、社会の美観を保つ上では大切だと思っている。
だから、安い服探しはとても大切だ。
 
▶くつ
営業マン時代は、リーガルか、その弟分であるケンフォードしか履かなかったが、現在はワークマンの2,000円くらいの靴しか履かない。
 
ワークマンはもともと作業服のお店だから、靴も安価ながら大変よくできている。
同じ価格帯で、GUからも靴が出ているが、まったく勝負になっていない。
 
▶時計
バカバカしいことに、若いころは高い時計が本当に欲しかった。
それこそ、最低でも軽自動車が買えるくらいのものだ。
 
現在は、どこかで拾ったようなG-shockを愛用している。
スーツを着るのは、大抵不祝儀の席だが、スーツにG-shockだとちょっとした変人扱いをされる危険性があるので、そのときだけはSEIKOの機械式時計(もう動かない)をする。
動かなくても、一日に2回だけは正確な時間を刻んでいるはずだから、何ら問題はない。
 
▶楽器
こんな私だが、楽器だけは物欲が残っている。
楽器演奏を復活させた今年1月から5月にかけて、BASSを4本、guitarを1本購入した。
 
今は、ウッドベースに食指が動いており(現在はエレクトリックウッドを使っている)、近いうちに消費行動に走ること必至である。
 
▶欲も生きる上では必要でしょう。
そうやって考えてみると、美味しいものを食べるっていうのが、一番無難で、一番平和な欲の生かしかたではないだろうか?
 
妻や子供、孫からひどく叱られることもないし、彼らの欲の代償をこちらが担うことで、一定の経済効果もありそうだ。
ひたすら食べ放題の焼肉を食べている子供や孫たちの姿を見ていると、自分も幸せな気分になれるしね。
 

【中小企業診断士/行政書士 高原伸彰】