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貸切バスの役員法令試験の対策

2017年07月13日10時30分

この記事を読むのに必要な時間は約 3 分です。


先月末から更新申請における法令試験が始まりました。
4月までの問題と違って、この5月、6月は定番と言っていい、とても素直な問題が出題されています。
これなら少しは対策がとれるかな?と胸をなでおろしています。

役員法令試験とは?

一般貸切旅客自動車運送事業(以下、貸切バス免許)の更新には役員法令試験と呼ばれる試験を受験することが義務付けられています。
この役員法令試験のポイントは以下のとおりです。
1.登記上の取締役の中で、代表権を持つ者だけに受験資格があります。
2.問題数は40問(関東)。
3.合格ラインは36問正解以上

【関連記事】
貸切バスの更新に必要な役員法令試験を1年間受け続けるには。

受験できるのは代表者だけ

まず、「代表権を持つ者だけしか受験できないルール」が厳しいですね。
なぜこのようなルールになったのか?
一説には、他の許可で「法令試験を受けるためだけの取締役」を登記してこの条件をクリアする例が頻発したからだと言われています。

取締役にするだけなら、登記だけの問題なので、あまりハードルは高くありません。
ただ、代表者にするのは、経営権の問題も出てきますので、なかなか簡単にはできませんね。
逆に、若い後継者がいたり、身内でなくとも信頼できる番頭さんなどがいて、その方を代表者にできるようであれば、それは法人の健全な存続という観点からも好ましいことです。

合格ラインは9割以上の正解

次にこの試験を大変にしているのは、「合格ラインが90%以上の正答率」だというところです。
どんなに簡単な試験でも、〇×式試験で90%以上の正答率を求められるのは相当に大変なことです。
これが、〇×式ではなく、選択式だったり、書き込み式だったりすればまだ簡単なのです。

〇×試験のむずかしいところは、〇にするのがとてもためらわれるところにあります。
×は簡単です。×ですから。どこかに間違いある、それがわかったから×なのですから正解を導き出すのは簡単です。
しかし、〇は文章の中に全く間違いがないことを証明しなければ〇にはできません。

基本的な対策は?

この試験の対策について少し書いておきます。
1.過去問を徹底的にマスターする。
昔は秘密のベールに包まれていた役員法令試験も現在は過去問が公表されています。

【関連情報】
関東運輸局(貸切バスの法令試験過去問)

定期的に行われる試験の定番的対策は過去問の徹底した学習です。
その際に気をつけるべき点を一つ。
過去問の問題と答えを理解することは当然ですが、その問題がどの法律、規則を基準にしているのかを理解してください。

【関連記事】
貸切バスの法令試験、全国の問題を解いてみた

過去問に「道路運送法〇〇条」などと書いてありますが、本番の試験にあの記載はありませんから、この手の問題はあの法令だななどと、法令の見当がつくところまで勉強してください。

2.×だけ先につけていく
先ほども申し上げましたように、×は簡単です。
ですから、迷ったら空欄にしたまま、×を先に片づけていきます。
〇は持ち込んだ資料をしっかり読み込んで、慎重に答えてください。

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