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ロケバス 最初のBCP(事業継続計画)がスタートしました。

2019年09月06日06時47分

この記事を読むのに必要な時間は約 4 分です。

ロケバス最初のBCP

今回、当社のサポート先ロケバス会社としては初めて、有限会社ベルウッドさんがBCPの運用をスタートしました。
ロケバス事業と貨物運送事業の両方を営む事業者さんですので、その両面から事業の継続を考えた内容になっています。
特にロケバス事業は、同じ貸切バス事業でも観光バス事業とはまったく別の形態となりますので、少し工夫が必要でした。

老舗ロケバス会社 有限会社ベルウッドさんのホームページはこちらから
BCPについてはホームページから概略がご覧になれます。
(UPに少し時間がかかるそうです。)
 
有限会社ベルウッドさんは、ロケバス会社としては早期に貸切バス事業者安全性評価認定★を取得された会社でもあります。

 

BCPとは?

BCPは『Business Continuity Plan』の頭文字をとったもので、事業継続計画のことです。
災害時やテロ攻撃など有事の際に、自社が被る被害を最小限に食い止め、商品の供給やサービスの提供を早期に再開できるように事業継続のための手段や準備を取りまとめた計画のことを指します。

BCP(事業継続計画)とは、企業が自然災害、大火災、テロ攻撃などの緊急事態に遭遇した場合において、事業資産の損害を最小限にとどめつつ、中核となる事業の継続あるいは早期復旧を可能とするために、平常時に行うべき活動や緊急時における事業継続のための方法、手段などを取り決めておく計画のことです。
 
 緊急事態は突然発生します。有効な手を打つことがきでなければ、特に中小企業は、経営基盤の脆弱なため、廃業に追い込まれるおそれがあります。また、事業を縮小し従業員を解雇しなければならない状況も考えられます。
 
 緊急時に倒産や事業縮小を余儀なくされないためには、平常時からBCPを周到に準備しておき、緊急時に事業の継続・早期復旧を図ることが重要となります。こうした企業は、顧客の信用を維持し、市場関係者から高い評価を受けることとなり、株主にとって企業価値の維持・向上につながるのです。
(出典:中小企業庁 中小企業BCP策定運用指針)

 

BCPは会社を守るための道具

上の説明はちょっとむずかしいので、補足をしておきます。
BCPはよく『災害時の対策マニュアル』と勘違いされがちです。
しかし、BCPはあくまでも『事業継続計画』ですので、災害対策マニュアルとは一線を画します。

あるコンビニが水害にあった場合を例にとります。
災害対策マニュアルは、水害にあった場合に、
☑お客様をどのように誘導するか。
☑従業員の生命をどうやって保護するか。

などに重点がおかれます。
 
しかし、BCPでは上記のような災害対策マニュアルに加えて、
☑従業員の家族との連絡方法
☑売上金などの会社財産の保護

などが加わります。
 
さらに、
☑店内の復旧方法
☑商品の再陳列

など、商売の再開までを含めたものがBCP(事業継続計画)なのです。

 
サービスや商品の提供の再開を早めることは、会社の収益を守ることとなり、その結果として従業員の生活を守り、消費者(利用者)の利益を保護することにつながります。
 

BCPは単なる計画

今回、有限会社ベルウッドさんで構築したのはあくまでもBCPですので、言ってみれば単なる計画の段階です。
BCPを継続的に改善可能なものにするには、ここからBCPをBCM(Business Continuity Management)事業継続マネジメント)にグレードアップしていく必要があります。

この手の取り組みで肝心なことは、まずやってみるという姿勢を持つことです。
最終的にはBCMS(事業継続マネジメントシステム)への移行を目指すにしても、まずはBCPの構築から始めてみる。
BCPだけであれば、数日あれば構築することが可能です。
※1時間でできるキットも配布されています。
 
要は、『もじもじせずにまず行動せよ』ということです。

 
観光バスはもちろん、ロケバス会社さんのBCP構築も積極的にサポートします。
数日ご協力いただければ、最低限の内容で構築が可能です。
お気軽にご相談ください。

【中小企業診断士/行政書士 高原伸彰】

 

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