若いころはスタジオミュージシャンになりたかった
浪人生のころ、『とにかくボーンボーンってやってくれてればいいから、ベースやってよ』と予備校の仲間から誘われて(予備校生が何やってんだ?)初めて触ったのがヤマハのエレキベース。
幼稚園のころから小学校5、6年までピアノをやっていた所為もあって、楽譜は(今よりは)読めたので、なんとなく最初の練習を楽しく感じたのを覚えている。
2回も受験したのに大学から嫌われて、そのまま社会の泥沼に文字通りドロップアウトしたものの、そのとき味わった楽しさが忘れきれずに、2年くらいベースをまじめに勉強した。
当時、ポップスにおける楽器演奏者ヒエラルキーの頂点は、スタジオミュージシャンであり、ちょっと楽器の上手いやつはみんなスタジオミュージシャンを目指したものだ。
しかし、結婚をし、生活に追われるにつれて、ベースのことなど完全に忘れてしまっていた。
それから40年
その後は、ほとんどベースに触ることもなく、40年が経過した。
収益型(自立型?)子ども食堂システム構築のチャレンジに失敗し、何もやることがなくなった2022年の12月。
ふらっと入ったハードオフで5弦ベースを見つけ、衝動買い。
昨年1月、60歳を前に猛練習を開始した。
それから、半年、今度は今まで全く経験のなりジャズにもチャレンジを始めた。
もともと、ロックやフュージョンは弾いていたが、自分としてのあこがれは、ウッドベースを抱えたジャズベーシスト。
しかし、還暦のこの歳で、ジャズそのものを始めたばかりのベーシストがウッドベースを始めるのは、相当の無理スジだろうと、あきらめていたのだが・・・
所属しているジャズバンドの皆さんのご意見を聞いてみたら、
『いいじゃん。やりなよ。』
そういうことで、昨年12月にウッドベースを購入、春にはオンラインでプロの指導も受けて、今回『2回目のウッドベースを使ったライブ』となった。
▶11月30日岩槻駅前イタリアンレストランDining Bar ONEでのジャズライブ
この12月は22日まで毎週ライブ
この12月は22日まで、全週末にライブ演奏が控えている。
特に、21日、22日は連続の上に、22日は2バンド掛け持ちで出演することになっている。
60過ぎの爺さんにはちょっと厳しいスケジュールだが、楽しみでもあるので、いい演奏ができるように頑張ろうと思っている。