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【建設業】入札のポイントを上げる??

2022年04月11日05時49分

この記事を読むのに必要な時間は約 3 分です。

公共工事には入札という制度がある

建設工事の大きな発注先として、行政機関があります。
というか・・・
橋やら道路やら、大きな体育館やら。
バカでっかい工事は、その多くが公共工事です。

公共工事を受注するには、入札に参加しなければなりません。
市役所の担当者が、仲の良い建設会社に発注するようなことをしてはいけないわけです。
 
では、この入札という制度。
どうやって業者を決めるのでしょうか?

 

誰でも札を入れられるわけではない

入札というのは文字通り、工事見積もり金額の書かれた札を箱に入れることです。
でも、この箱に札を入れるためには、一定の資格が必要です。

木造の一軒家を数軒建てた経験しかない建設会社が、いきなり5階建ての県立体育館の建設をすることはできませんね。
どんな仕事でもそうですが、それなりの資格を持った事業者の見積書でなくては、値段が安くても信用することができません。
 
そこで、公共工事の入札では、経審の点数と、各地方自治体独自基準の点数の合計で入札の是非(入れてもいいかどうか)を決めているのです。

 

全国共通の経審と地方ルールの合計

地方自治体の入札では、全国共通の指標として利用される経審と、その地方特有のルールで算出された点数の合計を利用します。

経審については、5回シリーズで詳しく説明しました。
 
経営事項審査(いわゆるケイシン)をわかりやすく説明します①

 

どうやったら地方ポイントが上がるの?

これがなかなか大変です。
地方によって多少違いはあるのですが、おおむね勝負どころは同じです。
 
当社の地元である埼玉県を例にとってご説明しましょう。

技術力に関する項目
1.工事成績
2.工事表彰

こちらは実績がないと評価されません。
 
3.品質管理
ISOの9000シリーズの認証を受けていると加点されます。
工夫の余地ありです。
 
4.技術者数
優秀な技術者の数によって加点されます。
工夫の余地ありです。
 
5.建設機械の保有状況
ある程度大型の建設機械を保有(リース可)していると加点されます。
 
6.安全対策
労働災害防止協会などの団体への加盟で加点されます。
工夫の余地ありです。
 
不当要求防止責任者の選任と講習の受講
正体不明の責任者ですが、何とかなりそうです。
工夫の余地ありです。
 
社会貢献度に関する項目
環境への配慮や、女性の社会進出への貢献、障がい者雇用などが加点対象になります。
かなり都道府県によって独自色があります。
一概に工夫の余地があるとは言えません。

 

結論

入札の点数を上げていくというのは、一朝一夕にできることではありません。
大きな公共工事を請ける、という目標を持って、努力を継続することで、ジワリジワリと効果がでてくるものです。
 
ただ、簡単にできることを見落としている可能性もありますので、ぜひ私たち行政書士にご相談いただければと思います。
 

【中小企業診断士/行政書士 高原伸彰】

 

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