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緊急提案 貸切バス事業者安全性評価認定制度はプライバシーマーク制度を参考にしてもいい。

2019年03月17日04時45分

この記事を読むのに必要な時間は約 4 分です。

セーフティバスの評価は★の数だけ

貸切バス事業者安全性評価認定(セーフティバス)は、★の数(★~★★★)でその事業者のレベルを表現します。
一般的には、★の数が多い事業者の方が長年にわたってセーフティバスの認定を受けてきたことになるので、相応の企業努力をしてきた事業者という評価をすることができます。

1.最初に取得できるのは★です。
★の基準点は60点以上ですが、初回に80点を取っても星は★からスタートします。
2.★の事業者が更新で80点以上を取得すると、★★にグレードアップします。
3.★★の事業者は大変です。
次の更新で80点以上を取得すると★★★になりますが、60点以上80点未満だと★に逆戻りです。

 

3回も更新してるのに今年取った会社と同じ

貸切バス事業者安全性評価認定の最大の欠点は、そのバス事業者が何年間★(認定)を維持しているかがわかりにくいところにあります。
★でも★→★★→★★★→★だと取得してから6年経過しています。
しかし、マークの数だけを見れば、★を今年取った会社と区別できません。

プライバシーマークには、個別に配布されるマークに更新の回数を示す数字が表示されます。
始めて取得した事業者は(1)の枝番がつきます。
次に一回更新(2年後)すると、マークの下に(2)の表示が出ます。
つまり、事業者が何年間『個人情報保護の認証を受け続けているか』が、この数字を見れば一目でわかるようになっています。

 

更新回数だって評価になっていい

プライバシーマーク評価システムの優れたところは、★の数だけに頼らずに、一般の消費者が貸切バス事業者の経営姿勢を評価できることです。
★の数による評価に限らず、最低限セーフティバスの評価基準を何年間連続してクリアしたか、その事実がわかることは消費者にとって大変重要な情報です。

★の制度が悪いとは言いません。
しかし、前述したように★★★を経験し、合計6年間も評価を持続した会社と、★を今年初めて取得した会社が、パッと見た目で区別されない事実は、とても不公平に思えます。

 

シールの貼りかえは面倒だけど・・・

公益社団法人日本バス協会の皆さんはこうおっしゃるかもしれません。
『うちのホームページを見れば、★の数も有効期限も分かるよ』

確かに、★の数はわかりますし、有効期限もわかりますが、その事業者が何年間努力を継続してきたか?はわかりません。
貸切バスを利用しようとするお客さまは、★の数だけを評価の対象をしているのでしょうか?
一定の評価を、複数年持続している事業者を選択するお客さまはいないのでしょうか?

 
確かに、数百台のバスを持つ事業者さんなどは、更新のたびにシールを貼りかえるのは大変だと考えられるかもしれません。
シールの費用もバカになりません。
でも、何か方法はないでしょうか?
 

こんな方法はどうでしょう?

私たち、中小企業診断士は評価システムの構築と運用の専門家です。
評価システムの構築は大変むずかしいものです。
改善や見直しなくして、100点満点のシステムは存在しません。
評価システムの運用にも、PDCAが必要なんです。

シールに更新回数を入れるのが実用上むずかしいのであれば、安全性評価認定証に連続更新の回数を入れるのはどうでしょう?
そうすれば、バス事業者はホームページなどでそれを宣伝に利用できますし、利用者も★の数以外の評価方法を手に入れることになります。

 
何か明確な理念があって今のシステムになっているのでしょうが、こんな考え方があることも知っておいてください。

【中小企業診断士/行政書士 高原伸彰】

 

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