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キャッシュフローを意識した経営を(減価償却費)

2017年09月21日07時21分

この記事を読むのに必要な時間は約 3 分です。


中小企業診断士・行政書士の高原です。
今回はキャッシュフロー経営の前段で減価償却費のお話です。

減価償却費?

経営にはキャッシュフローの考え方が非常に大切です。
そして、このキャッシュフローの考え方を知る上で、減価償却費の意味、取り扱い方がわかっていることはとても大事なことです。

減価償却費・・・なんだかむずかしい言葉のようです。
文字ズラもよくありません。
最初にこのイヤ~な先入観をなくすところから始めましょう。

会社で車を買ったとする

会社で200万円の営業車を現金(借入でも預金でも)で購入したとします。
このとき、お金は200万円一気に出ていきますね。
そしてこの200万円はその年の利益から一度に経費として差っ引く?
仮に500万円の利益が出ている会社さんなら、利益を300万円に圧縮できてかなり節税ができそうです。

しかし、車というのは長期間にわたって使用するものですから、経費として計上できる期間というのが決まっています。
細かい話はさておき、新車を購入するとおおむね6年くらいかけて経費で落としていきます。
※経費で落とすとは「利益から差っ引くことができる」という意味です。

減価償却費は金庫に残っている?

200万円で営業車を購入しました。
一年目で経費計上できる金額は定率法でおよそ60万円くらいです。
その年に500万円の利益があったとすると、440万円に圧縮することができました。
※利益には税金がかかりますね。事業に必要なものを購入したならその利益から支払って、少しでも税金を減らした方がいいですよね。

さて、ここからが大事なお話です。
この会社は現金商売で、今期の計算上の利益500万円がちゃんと会社の金庫に残っていると考えます。
損益計算書上での利益は500万円から440万円に減りましたが、これは帳簿上のことなので、現金は500万円そのまま残っていますね。
これが減価償却費のわかりにくい部分です。

同じ費用なのに・・・

損益計算書で、水道光熱費や人件費と同列に並んでいる『減価償却費』。
この会社の決算が9月末で現在の利益は500万円。ちゃんと金庫に現金が残っています。
減価償却費を含めたこの9月の費用は300万円だとします。

水道光熱費も人件費も、今期の費用はぜ~んぶ9月末までに現金で支払うとすると、この会社の当期の利益は200万円ですね。
でも・・・金庫に残っているお金は・・・260万円です。

減価償却はプラス要因だけど

キャッシュフローを考える上で、減価償却費はプラス要因です。
だから、今回は帳簿上のお金よりもキャッシュが多く残ったわけですね。
しかし、これが減価償却ではなく、売掛金だったら?仕入れ代金だったら?

次回はそんなことを考えてみましょう。
黒字倒産・・・なんて言葉の意味が理解できるようになります。

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