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【旅客】【貨物】2021年前期の運行管理者(補助者)教育セットを発送しました

2021年05月02日09時57分

この記事を読むのに必要な時間は約 3 分です。

運行管理補助者にも教育が必要

運行管理者には、定期的(2年度に一度)な教育が義務付けられています。
この教育は自社で勝手に行うことを言うのではなく、指定機関での一般(基礎)講習を受けることを指します。

運行管理者も休む時間が必要ですから、勤務場所によってはその任務を代行する者の選任が必要になります。
この代行者のことを、運行管理補助者と言います。
 
多くの場合、補助者は運行管理者に代わって点呼を行うことになります。
再三申し上げている通り、運行管理で最も大切なのは点呼です。
この大切な点呼業務を任される形になる補助者に、運行管理者と同等程度の教育が必要になるのは言うまでもありません。

 

今回のテーマは『傾聴』

ここで、点呼の目的を思い出してみましょう。
点呼はこれから乗務するドライバーの健康状態や今日一日の運行に関する理解を聞き取るものでしたね。

傾聴とは、自分の『耳』、『目』、『心』を傾け、真摯な態度で相手の話を聞き取る技術のことです。
 
ここで大切なのは、傾聴は『心構え』ではなく、『技術(テクニック)』である、と理解することです。
『心構え』と考えると、傾聴が難しいものになってしまいますが、運転と同じようなテクニックの問題であると考えれば、勉強すればいいこととなります。

 

傾聴は誰にでもできるテクニック

こんな偉そうなことを書いていますが、私は基本的に傾聴が苦手です。
共感よりもスピード感のある解決が〇と信じて疑わない58年間でしたので、どうしても相手の話をよく聞くことなく先読みばかりをしてしまいます。

こんな私でも、最近は少し話を『聴く』努力をするようにしています。
先ほど書いたように、傾聴はテクニックですから、学べば学ぶほど、努力すれば努力するほど上手になります。
 
人の努力と言うのはマネジメントシステムのようなものです。
 
マネジメントシステムにはゴールがありません。
また、出発点も進行速度も自由です。
要は、ほんの少しでも前進さえしていればOKなのです。

 

点呼者は傾聴を勉強しよう

多くの場合、点呼を終えた乗務員はその後1日ひとりで仕事することになります。
いつも申し上げていることですが、乗務員は勝手に一人で事故を起こします。
 
つまり、始業前点呼は事故の予兆を感じ取ることのできる最後のチャンスです。
この大切な機会をムダにしてはいけません。
 
ゆっくりで結構ですので、点呼者全員で傾聴のテクニックを身につけ、事故を1件でも減らすようにしましょう。
 

【中小企業診断士/行政書士 高原伸彰】

 

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