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旅客の専用教育は『応急手当』について
昨年も行いましたが、今年も応急手当について勉強しておきます。
旅客の専用メニューですが、もちろん貨物でも勉強していただきたい内容になっています。

今回は、急病人がいたときの対処法について勉強します。
特に初期の手順を間違わないように、周囲の協力を求めながら進めることが大事です。
心臓マッサージは複数の人が協力しあって、休まずに続けるようにしましょう。
また、今回のビデオでも説明しましたが、人工呼吸はやれるのであればやるというスタンスで構いません。
特に、新型コロナ感染症のリスクを考えると、急病人への人工呼吸は難しいと思います。
AEDの利用方法も簡単に説明しておきました。
最近のAEDは、とてもよくできているので、こちらがやらなければならないことは少ないですが、一応知っておくだけでも慌てなくて済むと思います。
貨物専用教育は『許可運送』について
日本の道路を無条件で走行するためには、主に3つの法令のきまりをクリアしなければなりません。
そして、その決まりをクリアできない車両は、一定の許可のもとで道路を通行することになります。

日本の道路を守っているのは、車両制限令、道路交通法、保安基準の3法令です。
それぞれ、道路や橋などのインフラ保護、相互交通の安全保護、走行車両そのものの保護を通じて、道路の安全を守っています。
今回は、これらの法令の役割の理解に加えて、トレーラーなどの特車通行許可についても勉強します。
特に、誘導車が必要な特車の走行制限について詳しく理解していただけるように工夫しました。
共通教育1時間目は危険予知シミュレーション
共通教育の1時間目は『危険予知シミュレーション』です。
合計2本のシチュエーションで勉強します。

お馴染みのココカラダービーで楽しく勉強しましょう。
1本目は踏切での危険予知です。
様々な危険がある踏切通行の問題です。
T先生の実体験も踏まえて、勉強しましょう。
2本目は、比較的交通量の少ない2車線道路での危険予知です。
このケースは割と遭遇しやすいケースですので、答えやすかったかも?しれません。
健康教育は『てんかん』
てんかんが直接的な原因になった可能性のある事故は、少なくありません。
事業用自動車の乗務員が、とつぜん発作を起こした場合、その社会的な影響は大変大きくなります。
むやみに恐れる必要はありませんが、てんかんという病気を正しく理解して、正しくコントロールする方法を学びましょう。

てんかんは病気の一種です。
脳の伝達系に異常が発生して、体のコントールが効かなくなることがあるので、車の運転では大事故につながる可能性があります。
今回の勉強では、社会生活を営む上での『てんかん』という病気の問題点と、自動車やバイク、自転車の運転とてんかんの治療の関係についても勉強します。
特に、てんかんの症状をコントロールする手段については、運行管理者の方によく勉強して欲しい内容です。
映像教育は右に寄っていく高齢ドライバー
映像教育で使用するドラレコ映像を選んでいると、どうしても高齢ドライバーのものを選ぶことが多くなってしまいます。
それだけ高齢者が特徴的な運転をしている、ということでしょう。

前方を走るワゴン車が、なぜか右に右に寄ってしまいます。
特に、対向車が走ってきているときに限って、わざわざそちらに寄って行ってしまいます。
ワンさんがその原因の一つを教えてくれます。
このような車を見かけたら、できるだけ近寄らないように気を付けましょう。
【中小企業診断士/行政書士 高原伸彰】