この記事を読むのに必要な時間は約 4 分です。
早いもので、2020年ももうひと月経過してしまいました。
事業用自動車の構造上の特性
最初のテーマは、『事業用自動車の構造上の特性』からです。
今回は特に、大型バス、大型トラックの物理的な大きさに起因する注意点を勉強します。
日本の道路を許可なく走れる車両の大きさに関する規制をご存じでしょうか?
長さは12メートルまで、幅は2.5メートルまで。
このあたりのことは、皆さんよくご存じなのですが、では高さはどうだったでしょう?
長さは12メートルまで、幅は2.5メートルまで。
このあたりのことは、皆さんよくご存じなのですが、では高さはどうだったでしょう?
労働法の基礎
2時間目は『労働法』に関する勉強です。
労働法は労働者の就労環境の保護に資するための法律で、経営者の方には少し目障りな部分もあるかも?しれません。
しかし、乗務員が労働法の定義をよく知らないばかりに、会社全体が危機にさらされることがあります。
特に、改善基準告示違反や、休日の取り方に関する法令違反が一般監査などで指摘されると、『知らなかった』『従業員が勝手にやった』と逃げることはできません。
つまり、改善基準告示をはじめとする『労働者の権利』を保護する法令等については、労働者本人がよく知っておく必要があります。
そして、それが会社の規則違反によるペナルティーを防ぐ手段でもあるのです。
特に、改善基準告示違反や、休日の取り方に関する法令違反が一般監査などで指摘されると、『知らなかった』『従業員が勝手にやった』と逃げることはできません。
つまり、改善基準告示をはじめとする『労働者の権利』を保護する法令等については、労働者本人がよく知っておく必要があります。
そして、それが会社の規則違反によるペナルティーを防ぐ手段でもあるのです。
ドライアイについて
今月の健康教育は、乗務員さん達にとってもお馴染みの『ドライアイ』です。
コンタクトを着用されている乗務員さんは、その原因も対策もよくご存じかもしれませんが、近視に悩んでいない乗務員さんにもドライアイを理解してもらうための勉強です。
ドライアイはコンタクトを愛用している方だけの病気(症状)ではありません。
日ごろ裸眼で生活されている人にもごくごく身近な話題です。
今回はドライアイになってしまう意外な原因と、有効な対策について勉強していきましょう。
日ごろ裸眼で生活されている人にもごくごく身近な話題です。
今回はドライアイになってしまう意外な原因と、有効な対策について勉強していきましょう。
来月は特集を組みます
来月の乗務員教育は、2019年度の締めくくりとして『軽井沢スキーバス転落事故』について再度考えることにします。
この事故は今から4年前の2016年1月15日午前1時52分頃、長野県北佐久郡軽井沢町の国道18号線碓井バイパスで発生しました。
現在の厳しい貸切バス行政はこのような大事故を二度と起こさせないために始まりました。
安全に対して真面目に向き合っている事業者さんや、日ごろから安全運転を心がけている乗務員の皆さんの中には、現在の厳しい管理制度を不満に思っていらっしゃる方も少なくないでしょう。
昔からちゃんと点呼もやっている、指示書の確認も欠かしたことはない。
そんな事業者さんや乗務員さんにとっては、現在の厳しい管理体制には同調しがたい部分があって当然です。
そこで、日ごろから乗務員さんの教育素材をご提供させていただいている側として、私たちには『貸切バスの運行ルールがなぜこんなに厳しくなっているのか』を分かりやすく伝える責任があると考えました。
軽井沢スキーバス転落事故は人災です。
本来であれば起きるはずのない事故が、複数の人間の複数の怠慢によって引きおこされてしまいました。
来月お届けするビデオでは、事故を起こした事業者や乗務員を責めるのではなく、点呼や教育、指示書の理解など、『あたり前のことをあたり前にやる』ことの重要性を理解していただくように編集・作成しております。
3月の教育はテキストもテストもありません。
映像をご覧いただき、一言でもいいので感想文を書いていただく形で記録していただきます。
指導役の社員さんのためには、この事故について詳しく書かれた指導のポイントを同梱いたしますので、よく理解して乗務員さん達を適切にリードしていただくようお願いいたします。
昔からちゃんと点呼もやっている、指示書の確認も欠かしたことはない。
そんな事業者さんや乗務員さんにとっては、現在の厳しい管理体制には同調しがたい部分があって当然です。
そこで、日ごろから乗務員さんの教育素材をご提供させていただいている側として、私たちには『貸切バスの運行ルールがなぜこんなに厳しくなっているのか』を分かりやすく伝える責任があると考えました。
軽井沢スキーバス転落事故は人災です。
本来であれば起きるはずのない事故が、複数の人間の複数の怠慢によって引きおこされてしまいました。
来月お届けするビデオでは、事故を起こした事業者や乗務員を責めるのではなく、点呼や教育、指示書の理解など、『あたり前のことをあたり前にやる』ことの重要性を理解していただくように編集・作成しております。
3月の教育はテキストもテストもありません。
映像をご覧いただき、一言でもいいので感想文を書いていただく形で記録していただきます。
指導役の社員さんのためには、この事故について詳しく書かれた指導のポイントを同梱いたしますので、よく理解して乗務員さん達を適切にリードしていただくようお願いいたします。
【中小企業診断士/行政書士 高原伸彰】